おはCOT❣️ 柚の子です。
刀や銃が見せ場のキャラクター、その小道具をイベントまでどうやって持って行くか、悩んだことはありませんか?
小道具のルールは、2つに分けて考えると整理しやすくなります。ひとつはイベントの主催者が決めている持ち込みと使い方のルール、もうひとつは会場までの移動中に関わる法律です。
この記事では、コミックマーケットと池袋ハロウィンコスプレフェス(池ハロ)の公式ルールと、警視庁と長野県警察が公式サイトで説明している銃刀法と軽犯罪法の考え方をまとめます。個別の小道具が大丈夫かどうかを決めるものではないので、その点だけ先にお伝えしておきます。
2つの分け方を図にすると、こうなります。

コミケは「持ち込めない物」と「制限付きで使える物」
コミックマーケット準備会のコスプレのサポートページ(C108の時点)では、持込禁止物の最初に、法令で所持・携帯が禁止されているものとして「銃刀法での規制対象となっている銃砲・刀剣類(同法に触れる可能性がある模造品を含む)」が挙がっています。違反した場合は、その物品を提出することになります。
一方で、武器を模倣しているアイテムは、禁止ではなく制限付きです。条件は3つ書かれています。
- 使用できるのは銃刀法に該当しないものに限る
- トイガン(エアガン・ガスガン・電動ガン)は、弾やガスを抜き、電池などを外して発射できないようにする
- 移動中は、カバンや袋などにしまう
大きさの決まりもあって、高さ2mまたは幅1mのどちらかを超えるアイテム(例として魔法ステッキや杖)は、分解して移動するように書かれています。コスプレエリアでは、何かを投げる、振り回す、蹴るといった行為が禁止されています。
池ハロは「撮影ポーズのときだけ」
池ハロの2026年の参加ルール(2026年9月18日時点)では、本物のナイフ、真剣、発射可能なモデルガンなどの危険な小道具の持ち込みが禁止されています。モデルガンは、必ずBB弾などの弾を抜いて発射できない状態にする決まりです。
使い方にも決まりがあります。模造刀や銃器、危険物を模した物は、撮影ポーズ以外で使ってはいけませんし、人に向けるのも禁止です。移動するときは、カバンにしまうか袋などに入れて、外から見えないように配慮してほしい、と書かれています。
会場によってはさらに厳しくなります。水族館ではケースや袋に入れて持ち歩き、それを使った撮影は禁止。展望台も同じで、1辺が80cmを超える荷物の持ち込みも禁止されています。
刀を構えたポーズはキャラの見せ場なので、撮影エリアでだけ思いきりやる、という感覚ですね(抜刀ポーズがいちばんカッコいい瞬間なのに❣️)
移動中に関わる法律を、警察の説明で
ここからは、会場までの道のりの話です。
警視庁の「刃物の話」では、銃刀法第22条が、刃体の長さが6センチメートルを超える刃物について「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない。」と定めていると説明しています。違反すると、2年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金です。
正当な理由の例として、警視庁は店で刃物を買って自宅に持ち帰る場合を挙げています。護身用に持ち歩くのは、正当な理由には当たらないそうです。
刃渡りが6センチメートルを超えていなくても、軽犯罪法が関わります。警視庁の説明では、軽犯罪法第1条2号は、正当な理由がなく刃物などを隠して携帯していた者を処罰の対象にしています。はさみやカッターナイフなどの文房具でも、正当な理由なく、すぐ使える状態で持ち歩いていると取締りの対象になる、とのこと。
衣装の直しに持って行く裁縫道具や工具も、しまい方には気をつけたいところです(カッターが対象になり得るのは、ちょっとびっくりしました)。
金属の模造刀と、金属の模造けん銃
長野県警察の公式ページは、模造刀剣類を「金属で作られ、かつ刀・剣・やり・なぎなた・あいくちに著しく類似する形態を有するもの」などと説明しています。模造刀剣類は、所持すること自体は禁止されていませんが、自宅以外の場所での携帯が規制の対象です。除外される例には、役者が仕事で携帯する場合や、販売店で買って自宅に持ち帰る場合が挙がっています。
同じページでは、模造けん銃は所持そのものが禁止されていると書かれています。金属で作られ、けん銃に著しく類似する形で、銃腔が金属でふさがれていることと、表面全体が白色または黄色(金色)であることの両方の措置がとられていないものが該当するそうです。
コミケの持込禁止物にある「同法に触れる可能性がある模造品」とも関わる話なので、素材が金属かどうかは、小道具を選ぶ段階で確かめておくと安心です。
判断に迷ったら、主催者と警察に確認
池ハロの参加ルールには、「このキャラクターの衣装・道具は問題ないでしょうか?」という質問には答えていない、と書かれています。ルールのページとよくある質問を読んだうえで、各自で判断してほしいという方針です。
コミケは、衣装やコスプレアイテムの相談があれば、更衣室付近の準備会スタッフに気軽に聞いてほしいとしています。
イベントによって相談の受け方が違うんですね。
法律に当たるかどうかで迷ったときは、この記事の説明だけで決めずに、最寄りの警察署に相談してください。持って行くかどうか迷う小道具は、持って行かないというのもひとつの答えです。
この記事について
この記事は、コミックマーケット準備会のコスプレのサポートページ、池袋ハロウィンコスプレフェス2026の参加ルール、警視庁と長野県警察の公式ページをもとにまとめました。法律の当てはめは物や状況によって変わるので、個別の判断は主催者と警察に確認してください。
イベントのルールは回ごとに更新されるので、参加する前に最新の公式ページを読み直しておきましょう。
それでは、また次のCOTで❣️

