おはCOT❣️ 柚の子です。
衣装用の布を買ったあと、皆さんはミシンに付いている針も確認していますか?
薄いオーガンジーと厚いデニムでは、布に合わせる針や糸の目安が違います。伸びる布なら、針の太さだけでなく種類も見る必要があります。
JUKIの「HC300 Series 取扱説明書」には、布地に適した針と糸の組み合わせが載っています。今回はこの家庭用ミシンの例から、衣装を縫い始める前の選び方を確かめます。別の機種を使っている人は、自分のミシンの説明書を優先してください。
針は数字が大きいほど太い。糸は逆
同説明書の24ページでは、針は数字が大きいほど太く、糸は数字が小さいほど太くなると説明しています。針の11番と14番なら、14番のほうが太い、という読み方です。
糸は同説明書で扱う番手なら、60番より90番のほうが細くなります。針も糸も数字だけを追っていると、太くしたつもりで逆を選びそうですね。
(同じ「番」なのに、増える方向が逆なのはややこしい)
ただし、番号だけで買いそろえる前に、ミシンに使える針の規格を確認します。HC300 Seriesの説明書は、家庭用ミシン針「HAx1」を指定しています。手元の機種にも同じ針が使える、とこの記事だけで判断しないでください。
布の厚さに合わせる、組み合わせの例
HC300 Seriesの説明書が挙げる、ポリエステルのスパン系糸と針の例は次のとおりです。数字はこの機種の説明書の目安で、すべてのミシンや布に共通する指定ではありません。
- 薄地:オーガンジーや薄地ジョーゼットなど。針は9〜11番、糸は90番。
- 普通地:ギンガム、サテン、一般服地など。針は11〜14番、糸は60番。
- 厚地:デニム、キルティング、コーデュロイなど。針は14〜16番、糸は60番。
同じ衣装でも、透ける袖と厚い別布のパーツを縫うなら、布が変わるところで組み合わせを見直したいですね。「最初に付いていた針で全部縫う」と決めず、説明書の表と手元の布を見比べましょう。
太い針に替えれば、どんな厚みでも縫えるということではありません。JUKIは安全上の注意で、布・糸・針の組み合わせを適切にするよう求め、特に厚い布を11番以下の細い針で縫うと、針が折れてけがにつながる可能性があると警告しています。
伸びる布は「ニット用」かも確認
同説明書では、ダブルニット、トリコット、スパンデックス、ジャージなどの伸縮性のある布地に、11〜14番のニット用針を示しています。ニット用針は、伸縮性のある布や、目飛びしやすい布に使うと説明されています。
ここでは「11番にしたか」だけでなく、「布に合う種類を選んだか」も確認します。太さが同じでも、種類の確認を飛ばさない、ということですね。
糸にも使えるものの指定があります。HC300 Seriesの説明書ではミシン専用糸を使い、ナイロン透明糸、メタリック糸、手縫い用の糸などは使わないよう案内しています。飾りに合う色や光沢でも、ミシンで使えるかは別に確認が必要です。
(衣装に似合う糸を見つけても、そのままミシンへ、とはいかないんですね)
交換は電源を切ってから。最後は端切れで試す
針に触る前に、まず電源スイッチを切ります。HC300 Seriesの説明書は、針の交換を電源を切ってから行うよう求め、曲がった針や針先がつぶれた針は使わないよう警告しています。取り付ける向きや差し込み方、プラグを抜く必要のある作業は、使っている機種の説明書に従ってください。

同説明書は、布に合った針と糸を選び、試し縫いで確かめるよう案内しています。本番の衣装にいきなり針を入れず、使う布の端切れで確認しましょう。
縫っているときに布を無理に引っ張ったり、押したりしないことも安全上の注意です。布が進まないからと力で動かさず、止めて説明書の確認へ戻ります。カワイイ衣装を仕上げるためにも、針と糸を選ぶところから安全に進めたいですね❣️
この記事について
この記事は、JUKIのHC300 Seriesの取扱説明書をもとにまとめました。特定の衣装を縫った使用レビューではなく、他機種への適合や仕上がりを保証するものでもありません。針・糸の規格、交換方法、縫える布の条件は、使っているミシンの説明書とメーカーの案内を確認してください。
それでは、また次のCOTで❣️
出典:HC300 Series 取扱説明書(JUKI)

