おはCOT❣️ 柚の子です。
東方Projectの二次創作、皆さんはどこまでがOKなのか、原文で確かめたことはありますか?
上海アリス幻樂団は、東方Projectの公式・公認情報を発信するサイト「東方Projectよもやまニュース」に「東方Projectの二次創作ガイドライン」を載せています。いまの版の更新日は2024年5月31日です。
動画の配信については、2021年7月8日付の「動画配信サービスへの投稿に関するガイドライン」が別にあります。
ガイドラインの最初の一文は「個人でのファン活動としての二次創作は、常識の範囲内で基本的に自由です。」。そのすぐ後に「ただし、以下の条件を守ってください。」と続きます。
この記事では、同人・商業・動画・ゲームの場面ごとに、原文の言葉のまま並べていきます(この「基本的に自由」の一文があるから東方Projectが好き、と言いたくなります)。
場面ごとの決まりを先に図にすると、こうなります。

まず守る条件と、禁止されていること
条件は1つだけで、「東方Projectの二次創作である事を明記してください。」と書かれています。どの場面でも共通の決まりです。
禁止事項は8つあります。内容にかかわるものとして、「東方Projectのイメージを損なう内容」「他者の権利を侵害する、または侵害するおそれのある内容」「東方Projectの公式コンテンツであると誤解をまねく内容」が挙がっています。
「原作コンテンツや二次創作物を利用し、個人の思想を発信する行為」と、「その他過剰な性的表現や、特定の個人、団体、人種などを中傷する内容等、社会通念上著しく不適応だと判断される行為」も禁止です。
素材の扱いでは、「スクリーンショット、プレイ動画以外のゲーム素材を使用、公開する行為」が禁止されています。スクリーンショットとプレイ動画は使えて、それ以外のゲーム素材は使えない、という線引きですね。
ただし「原作ゲームのエンディングを公開する行為」は別の項目で禁止されているので、プレイ動画でもエンディングは公開できません。
ほかの人の作品については、「二次創作物を、その二次創作者に無断で再利用する行為」も禁止です。さらに「ZUN本人の許可無く、本人の写真を加工・公開する行為は認められません。」とも書かれています。
同人で頒布するとき:頒布できる流通が決まっている
同人誌やグッズ、音楽CDを頒布するときの決まりは、「二次創作物の頒布は、原作が販売されている流通か、許可している流通のみで行えます。」です。具体例として、同人誌即売会、同人ショップ(店頭・オンライン)、個別に許諾を受けた催事および流通が並んでいます。
ほかにも、自家通販(パッケージとして制作された物に限る)、BOOK☆WALKERによる電子書籍販売、東方同人音楽流通を介してのダウンロード用楽曲販売が例に入っています。原作ゲームが販売されているダウンロードストア、サークル活動として開催される有料イベント、インディーゲームサイトも同じ扱いです。
個別に許諾を得たものは「その旨を明記してください」とされ、例に当てはまらない活動は個別に問い合わせるよう案内されています。
2024年5月31日の更新では、クラウドファンディングの項目が加わりました。理由は「個人活動の範囲を超える資金集めに伴うトラブルに、版元として責任を負いかねる為」で、「基本的に実施しないでください。」と書かれています。
どうしても実施したい場合は、「無断では行わず、個別にお問い合わせください。」とのことです。
企業・商業で使うとき:個別の問い合わせが前提
企業については、「企業が営利目的で二次創作やファン活動を行う場合は、個別にお問い合わせください。」と書かれています。個人のファン活動とは、はっきり分けて扱われています。
現行のガイドラインは、「これまでに公開されてきたガイドラインについても有効ですので、こちらのページに記載のない内容については過去のガイドラインを確認ください。」としています。
過去の告知として挙がっているZUNさんのブログを見ると、2011年2月14日の記事に「企業で東方Projectの著作物を製造したり、販売する場合は、許可が必要(※)です。」とあり、印刷やディスクプレスのように個人から頼まれて複製する行為は除く、という注記も付いています。同じ記事には「同人作品として発表されたそのものを商業流通に乗せてしまうことは基本的に許可しません。」ともあります。
2008年12月10日の記事では、アレンジ曲を自分の非同人CDに入れたい、ライブで演奏したいといった場合について、「基本的に出典元を明示して頂ければ問題ないです。」と説明しています。
動画を配信するとき:創作性があること、収益化は公式の仕組みで
動画のガイドラインは、「上海アリス幻樂団は、東方Projectに関する動画配信をファン活動(二次創作)の一環として捉え、個人の方が自由に配信を行うことを許可します。」という一文から始まります。
条件は「配信者の創作性のあるもの」であることで、「例えば配信者による実況プレイなども、創作性があるものとみなします。」と書かれています。
配信例には、原作ゲームの実況、原曲のアレンジやうたってみた・弾いてみた、キャラクターを描いてみた、が並んでいます(描いてみたで、カワイイ霊夢や魔理沙がもっと増えてほしいです❣️)。第三者の二次創作物を使うときは、その知的財産の持ち主から別に許諾を取るよう求めています。
投稿先として名前が挙がっているのは、ニコニコ動画、Facebook、Instagram、Mildom、Twitch、Twitter、YouTube、そのほかの動画共有サイトです(ニコニコ動画がいちばん最初に書いてあるの、ちょっとうれしくなりません?)。
お金の扱いは、「営利目的での動画配信は禁止致しますが、上記の動画共有サイトでの公式なシステムを用いた収益化については、営利目的とみなさず、収益化を許可致します。」とのこと。個人のウェブサイトへの掲載もできますが、「広告以外での収益化は禁止です。」とされています。
ガイドラインに沿わない投稿は、個別の連絡や削除の対象になることがあります。法人として、このガイドラインに当てはまらない活動をしたい場合は、個別の問い合わせが案内されています。
二次創作ゲームを作るとき:スマホとブラウザは無料のみ
ゲームの頒布先は、同人の節で挙げた流通と同じで、原作ゲームが販売されているダウンロードストアやインディーゲームサイトも含まれます。そのうえで、「ブラウザ上で動くゲームアプリ、スマートフォンでのゲームアプリは無料のもののみとします。」という決まりがあります。
無料のアプリでも、お金の仕組みがまったく使えないわけではありません。「アプリ内への広告の導入、広告機能の解除のための課金機能はOKです。」と書かれています。制作の資金集めにクラウドファンディングを使うのは、先に書いたとおり基本的に実施しない扱いです。
ガイドラインの免責には、「二次創作が原因でのトラブルは、上海アリス幻樂団は一切責任を負いません。」とあり、「自己責任でお願いします。」と続きます。
ガイドラインの内容や二次創作活動について、個人からの問い合わせや報告には個別の返答をしない、とも書かれています。
この記事について
この記事は、上海アリス幻樂団が東方Projectよもやまニュースで公開している二次創作ガイドラインと動画投稿のガイドライン、ガイドラインが有効としている過去の告知(ZUNさんのブログ)をもとにまとめました。
ガイドラインには「このガイドラインは予告なく変更されることがあります。」とあるので、頒布や配信の前には公式ページで最新の内容を確認してください。
それでは、また次のCOTで❣️

