おはCOT❣️ 柚の子です。

屋外で撮ったコスプレ写真、顔だけ暗かったり、影が濃すぎたりしたことはありませんか?

ニコンの撮影講座は、光を向き・角度・強さに分けて説明しています。キヤノン、ソニー、富士フイルムの公式ページも、人物を撮るときの光について同じような注意を書いています。

メーカー公式の説明と、国立天文台が公開している日の出・日の入りの時刻をもとに、屋外の光の選び方をまとめました。

光は「向き」と「角度」で分けて考える

ニコンの「光を使った撮影テクニック」では、光の向きを3つに分けています。

  • 順光:撮る人の側から被写体に当たる光。色はくっきり出るけれど、凹凸や奥行きは出にくい
  • サイド光(斜光):被写体の横や斜め前から当たる光。明るい部分と陰ができて立体的になる
  • 逆光:被写体の後ろから当たる光。前面は暗くなるけれど、輪郭が際立つ

3つの向きを、太陽・被写体・カメラの位置で図にするとこうなります。

光の向き3つの図。太陽・被写体・カメラの位置関係で示す。順光は撮る人の側から当たる光で、色はくっきり出る。凹凸や奥行きは出にくく、晴れた日は鼻や顎の下に濃い影ができる。サイド光(斜光)は横や斜め前から当たる光で、明るい部分と陰ができて立体的になり、角度が低いほど影が長い。逆光は被写体の後ろから当たる光で、輪郭が際立つが前面は暗くなり、露出のプラス補正やレフ板で補う。

角度にも2種類あって、真上から当たるのがトップライト、横や斜めから当たるのが斜光です。

トップライトは全体に光が当たって影が短くなり、平面的な被写体は凹凸や奥行きが出にくいそうです。斜光は立体感が出て、光の角度が低いほど影が長くなると説明しています。

同じ講座では、晴れた日中の光は強く硬い光、曇りの日やレースのカーテン越しの光は弱くやわらかい光として紹介されています。

衣装の生地や装飾の立体感をどう見せたいかで、選ぶ光が変わりそうですね。

日中の強い光は、顔に影が出やすい

ニコンの講座は、人物を撮るときの注意として、晴れた日の順光は強く硬い光が鼻や顎の下に濃い影を作ると書いています。

逆光や曇りの日、レースのカーテン越しなど、やわらかい光を選ぶと影が薄くなるとのこと。

ソニーの活用ガイドも、順光で撮ると顔に影ができたり、まぶしくて表情が険しくなったりすると説明しています。

富士フイルムの撮影ガイドは、被写体の真正面に太陽が来る順光はポートレートではほとんど使わないとしていて、理由はモデルの目に太陽が入って目が細くなりがちだから。前方45度から後方45度くらいから光が当たるようにするとよい、とあります。

キヤノンのFAQでも、正面から太陽を当てた作例は肌の色がきれいに出る一方で、まぶしさで目を細めてしまったと説明されています。

ポーズの決め顔が、まぶしさで崩れるのはもったいないです(ウィッグとメイクまで仕上げたあとだと、なおさら)。

日陰と逆光は、暗くなる分を補う

日差しが強いときの逃げ場として、ソニーの2つのページはどちらも場所を変える方法を挙げています。活用ガイドは木陰に入ること、αオーナー向けの講座は木の下や軒下への移動です。

同じ講座は、迷ったら逆光や半逆光を試してみてほしいとも書いています。

逆光で撮ると、今度は顔が暗くなります。

ソニーの活用ガイドは露出補正で顔を明るくする方法を紹介していて、背景は多少白くなるけれど優しい雰囲気になるそうです。

ニコンの講座も、逆光のときは露出のプラス補正やレフ板、日中シンクロを使うとよいとしています。

キヤノンのFAQは、逆光で暗くなった顔をストロボで明るくした作例と、レフ板で明るくした作例を並べています。レフ板のほうが自然な明るさで撮れて、反射した光が目に映り込むので目がキラキラして見える、という説明です。

レフ板の役割と、イベントでの使い方

キヤノンの写真用語集によると、レフ板は反射板のことで、逆光で影になった部分が黒くつぶれるのを防ぐために使います。片面が銀色の銀レフ、もう片面が白色の白レフになっているものが一般的だそうです。

曇りの日は銀レフでしっかり光を当てることが多く、晴れの日は銀レフだと反射が強くなりすぎるので白レフを使うことが多い、とあります。

キヤノンのFAQでは、白いノートやタオルでも代わりになると紹介しています(光の反射具合で効果に差があるそうです)。被写体の人に持ってもらっても撮れる、とも書かれています。

ただし、イベント会場では使える場面が限られます。コミックマーケット準備会のページには、レフ板・三脚・ストロボスタンドなどは混雑で使えない場合があると書かれています。

池袋ハロウィンコスプレフェスの参加ルールでは、レフ板は手持ちタイプかカメラ一体型の、場所を大きく取らないものなら使えるとのこと。

持っていく前に、会場のルールを確認しましょう。

10月の東京は、日の入りが1か月で約40分早まる

時間帯を選ぶときは、日の出と日の入りの時刻が手がかりになります。

国立天文台暦計算室の表によると、2026年10月1日の東京は、日の出が5時35分、日の入りが17時26分です。

10月31日は日の出が6時01分、日の入りが16時47分で、1か月の間に日の入りが39分早くなります。

太陽がいちばん高くなる南中の時刻は、10月1日が11時31分、10月31日が11時25分です。そのときの太陽の高さ(南中高度)は、10月1日が51.2度、10月31日が40.3度でした。

暦計算室の表の日の出・日の入りは、太陽の上辺が地平線と一致する時刻です。東京以外の場所では時刻が変わるので、撮影する地点の表で確かめてください。

ソニーのαオーナー向けの講座は、夕方は黄色味がかった柔らかい光であたたかい雰囲気になり、昼間は強い光で濃い影が落ちると説明しています。富士フイルムのガイドは、ロケハンを撮影する時刻に合わせて行い、太陽の位置も確認するようすすめています。

夕方の光でカッコいい一枚を狙うなら、日の入りの時刻から逆算して動くのがよさそうです(秋は日が落ちるのが本当に早いので❣️)

この記事について

この記事は、ニコン、キヤノン、ソニー、富士フイルムの公式撮影講座・サポートページと、国立天文台暦計算室の日の出入りの表をもとにまとめました。メーカーの説明は人物撮影全般に向けたもので、コスプレ専用の解説ではありません。

撮影に出かける前は、その日の天気と撮影地点の日の入り時刻、会場ごとの機材ルールを確認してください。

それでは、また次のCOTで❣️