おはCOT❣️ 柚の子です。
コスプレ写真を拡大したら袖だけが流れていたとき、皆さんはどの設定を見直しますか?
動いた衣装を止めたいなら、確認したいのはシャッタースピードです。ただ、写真全体が揺れている場合や、背景にピントが合っている場合まで、同じ原因とは限りません。
ニコンの公式講座をもとに、ブレとピントの違いから見ていきましょう。カメラでシャッタースピードを変更できる撮影を中心に扱います。
手ブレ、被写体ブレ、ピンボケはどう違う?
ニコンの基礎知識ページでは、光を取り込んでいる間にカメラが動くことを「手ブレ」、写すものが動くことを「被写体ブレ」と説明しています。
同ページの作例では、手ブレは写真全体がブレ、被写体ブレは風で揺れた花だけがブレています。コスプレ撮影に置き換えると、背景は止まっているのに、動いた袖やウィッグだけが流れて写るような場面が、被写体ブレを考える手がかりになります。
一方、顔ではなく奥の背景にピントが合っているなら、確認したいのはピントの位置。ニコンも、手ブレ・被写体ブレと、ピントが合っていない状態は別だとしています。

これは原因を考えるための区別です。実際の写真を見ずに「袖が流れたら必ずこれ」と診断するものではありません。
(全部まとめて「ピントが甘い」で済ませると、直す場所を間違えそうですね)
速くするのは、光を取り込む時間を短くすること
シャッタースピードは、写真を撮るために光を取り込む時間です。ニコンの講座では、シャッターが開いている時間と説明されています。
1/60秒より1/500秒のほうが、光を取り込む時間は短くなります。「速くする」は、シャッターボタンを急いで押すことではありません。
短い時間で写せば、その間の動きが写り込みにくくなり、動くものを止めて撮りやすくなります。反対に、時間を長くすれば、動きを流して表現する撮り方もできます。
ニコンの基礎知識ページによると、カメラによっては1/125秒を「125」、1/250秒を「250」と表示する場合があります。画面の数字だけを見て125秒と読まないよう、手元のカメラの表示を確かめてください。
人物なら1/250秒、とは決めつけない
ニコンの「Lesson21」には、歩いている人を1/250秒で撮った作例が載っています。これは、資料のその場面で使われた値です。
同じ講座は、適切なシャッタースピードは被写体の動く速さ、撮影者との距離、レンズの焦点距離などで変わると説明しています。静止ポーズと、袖を振る動作とで、同じ値をそのまま正解にはできません。
コスプレ撮影で動きを止めたいときは、まず写った写真を拡大し、どこが流れているかを見る。そのうえで速度を変え、同じ動きで写り方を比べる方法をこの記事では提案します。
カメラ自体が動いた手ブレなら、速度に加えて、構え方や固定方法も確認します。ニコンの講座も、シャッタースピードを速くする方法と、三脚などでカメラを固定する方法を挙げています。三脚を使う場合は、会場で使用できるかを先に確かめましょう。
速くしたら暗くなる? 明るさの条件も一緒に
ニコンの「Lesson21」は、絞りとISO感度が同じ条件なら、シャッタースピードを速くすると取り込む光が減り、写真が暗くなると説明しています。
この「ほかの条件が同じなら」が大事です。カメラが絞りやISO感度を自動で変える設定なら、速度を変えても、そのまま同じように暗くなるとは限りません。
ニコンの講座で紹介される「S・シャッター優先オート」は、撮る人が速度を決め、カメラがそれに合わせて絞り値を決めるモードです。ただし、講座も、状況によっては明るすぎたり暗すぎたりして、好きな速度を自由に使えるわけではないと注意しています。
操作方法やモードの表示は、手元の機種の説明書を確認してください。「動きを止めるために速くしたい」と「必要な明るさを保ちたい」を、一緒に考える設定です。
(数字を大きくしたら全部解決、なら楽なんですけどね)
カッコいい動きを止めたいのか、衣装の揺れを残したいのか。先に写したい形を決めて、速度と明るさを見比べていきましょう❣️
この記事について
この記事は、ニコンの公式撮影講座と基礎知識ページをもとにまとめました。カメラの設定や撮影条件によって結果は変わります。掲載した図は原因を整理する模式図で、特定の秒数でブレがなくなることを保証するものではありません。
それでは、また次のCOTで❣️
出典:Lesson21:シャッタースピードを理解しよう(ニコン)、デジタル一眼レフカメラの基礎知識 露出・シャッタースピード(ニコン)

